6月25日(金)に兼久地区のOさんを講師に「シマの時間」を実施しました。
今月のシマの時間は、兼久地区の「もちたぼれ」です。農繁期を終えた(徳之島の稲刈りは8月)地域で神様におもちを奉納するといういわれがあり、現代では子どもたちがもちたぼれの唄を歌いながら各家庭をまわり、おもちではなくお菓子を頂くという行事になっているそうです。ただし、徳之島では稲作からサトウキビ栽培に転作が進み現代ではほとんど稲作が行われておらず、先人の苦労を偲び稲作が盛んだったという歴史も後年に伝えたいという気持ちで行事を続けているとのことでした。
この日はもちたぼれのいわれを説明して頂き、「もちたぼれの唄」を教えてもらい、最後は唄に合わせて舞を踊りました。最初は恥ずかしそうに踊っていた子どもたちでしたが、だんだんとそれらしく踊れるようになってきて踊りと共に一体感を感じることができ充実した時間となりました。Oさん、ありがとうございました。