- お名前のせ たかこ さん(天城町地域おこし協力隊OG)
- 年代40代
- 移住した年2017年7月
- 出身地東京都
- 職業アーティスト、森と海の藝術楽校主宰、茶処あがりまた店主
東京では実姉が運営しているアートスクールで講師を務めていました。スクールで子ども達と関わる中で環境教育の重要性を強く考えていました。自然豊かな場所で「アート」と「環境」と「福祉」を繋げる活動ができないか模索していたところ、天城町の地域おこし協力隊の募集を見つけたことがきっかけで移住しました。
およそ3ヶ月くらいでした。実家に住んでいたので、身の回りのものの準備のみで、家財道具の処分など無かったことは楽だったかなと思います。島での住まいは、地域おこし協力隊として着任したので、行政側が見つけてくれました。移住を検討される方は、まず家探しに苦労されると聞きます。余裕を持ったスケジュールで、お家探しをすることをお勧めします。
移住後、どのくらいのお金が必要になるか全く分からず、とにかく金銭面での不安が大きかったです。私が移住した当時は、島のこと、引っ越しのこと、家のこと、とにかく情報が少なく不安になりました。今は、天城町に移住相談の窓口ができたことで、色んな不安や悩みに寄り添ってくれるそうなので安心ですね!
自然が大好きなので、身近なところで生き物の多様性が感じられることが本当に幸せです。私は山間部の方の集落に住んでいて、家の庭先にアマミノクロウサギが遊びに来たり、鳥のさえずりを聞きながらお茶を飲んだり、こんなにも素晴らしい環境は他には無いと思っています。また、地域おこし協力隊の活動として、森と海の藝術楽校を開校できたこと、自然からインスピレーションを受けて制作ができることは、私の人生をとても豊かなものにしてくれました。
ずばり「食べ物」です。元々自然食やオーガニック食品が大好きなのですが、島にいると気軽に手に入らないことです。しかし、手に入らないからと言って嘆くより、「自分で作ろう!」と思い、小さな畑で無農薬の野菜を作っています。
地域おこし協力隊の任期は最長で3年なので、MAX3年お世話になりました。卒業後は、地域おこし協力隊の起業支援補助金を活用しました。
まずは、移住後のライフプランをきちんとイメージすることが大事です。なぜ移住したいのか、目的や目標を持って移住をした方が頑張れます。移住後は、生活の基盤(特に金銭面)を整えることがとても重要になってくるかと思います。私の今の目標は、個展を開くこと、継続したアート活動の中で地域活性に貢献し続けることです。みなさんの移住ライフが幸多きものでありますように。