- お名前橋本 孝治 さん(はしもと こうじ)
- 年代50代
- 移住した年2022年
父親の家庭菜園を小さい頃から手伝っていたので、農業は身近にあるものでした。農業を仕事にしようと考えたのは、社会人になってから数年後。たまたま農業に関わる機会があり、神奈川県のブルーベリー農園に転職しました。農業は自然に触れながら自分のペースで働けるところが気に入っています。色々な仕事をしてきましたが、自分には農業が一番合っているように感じています。
徳之島で農業を始めたのは2022年のことです。
農業は天候との戦いですね。暑すぎても、寒すぎても、雨が続きすぎても良くない。台風で大切に育てた農作物がほとんどだめになってしまうこともある。毎年同じように作ったとしても天候が違うので、同じ結果になるとも限らないです。 あとは休みが取りにくいので、農作業が好きでないと大変だと思います。収穫してから次の作物の準備をするまでの期間は休めることもありますが、基本毎日作業をしないといけません。それを苦に思うようだと大変ですね。
作ってきたものを提供して、「おいしかった」と感想をもらえるとやっぱり嬉しいです。農業研修生※を卒業してから、初めて作ったメロンでたくさんの嬉しい言葉をいただけて、作って良かったと思いました。 天城町で開催された「農業祭」では、試しに数十玉のメロンを販売したのですが、あっという間に売り切れて驚きました。口コミだけではなく、SNSで発信もしていた効果もあったと思います。来年もみなさんの期待に応えられるようにメロンづくりをしていきたいです。 ※天城町農業センターで受け入れを行っている。新規で就農を目指す人のための研修制度
天城町農業センターの「農業研修生受入事業」を活用し、農業研修生として一年間農業のノウハウを学び、卒業後は、町のビニールハウスを2年間無償で借りることができるので、そちらも活用しています。 また、園芸用堆肥助成事業を活用して、堆肥にかかる費用の60%を助成していただいて、助かっています。

また、新たに農業に挑戦しようと考えている人は、天城町の農業研修生受入制度の活用をおすすめします。独学で農業を始めるのはかなり難しいので、しっかり学ぶ機会を活用して、徳之島で農業を始めてみてください。