天城町における検査結果
本町では、町内の水道水源(9箇所)について、令和7年4月17日から5月2日の期間でPEOS及びPFOAの検査を実施しました。
その全ての検査地点において国の暫定目標値内であることから、水道水の安全性は確保されております。
今後も継続して検査を行い、監視を行ってまいります。
有機フッ素化合物とは
有機フッ素化合物とは、炭素とフッ素の結合をもつ有機化合物であり、その総称をPFAS(ペル
フルオロアルキル化合物及びポリフルオロアルキル化合物)と呼んでいます。代表的なものとし
てPFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)とPFOA(ペルフルオロオクタン酸)があります。
これらの化合物はコーティング剤や泡消火剤など、幅広い用途において用いられていました。し
かし、環境中で分解されにくく、蓄積性が高い物質であることから、現在では国内における製造・
輸入等が原則禁止されています。
水道水におけるPFAS の基準
令和2 年4 月1 日に、厚生労働省が「PFOS 及びPFOA」を水質管理目標設定項目※1 に位置付 け、暫定目標値※2 を「PFOS 及びPFOA の合算値で50ng/L」※3 と定めています。 (注釈) 1.水道水中で検出される可能性があるなど水質管理上留意する項目です。将来にわたる水道水の 安全性の確保などに万全を期するため、目標値が設定されています。 2.体重50kg の人が一生涯にわたり毎日2L の水を摂取しても、健康に悪影響を及ぼさないとす る値として国が設定したものです。 3.1ng(ナノグラム)は1g の10 億分の1
健康への影響
人の健康への影響は、コレステロール値の上昇や発がん性などが報告されていますが、国際的に
も科学的な知見が不十分です。国内においても、引き続き毒性評価の情報収集、検出状況の把握
を進めることとしています。
なお、環境省が作成した「PFOS、PFOA に関するQ&A 集」によると、国内において、PFOS、
PFOA の摂取が主たる要因とみられる個人の健康被害が発生したという事例は確認されており
ません。